home


Y 木製サッシの取り付けと納まり図

1.取り付け施工される方へのお願い
 木製サッシの取り付け方法は、取り付ける躯体の種類(RC、木造)により異なります。また、メーカーや窓の種類によっても多少の違いがありますので、事前にメーカーと十分相談してください。
メーカーにはマニュアルが用意されています。

(1)RC(鉄筋コンクリート造、含む鉄骨造)への取り付け
  • 溶接時の養生が大切
    RCの場合、サッシ枠を躯体に溶接で取り付けるのが普通ですが、溶接の火花でサッシを傷つける恐れがありますので十分養生したうえで作業してください。ガラスの損傷を避けるため、ガラス入れを後作業とすることもできます。
  • 溶接以外の方法も
    火器の使用が難しい環境の場合は、サッシ及び躯体にL型金物を取り付け、それらをビスで結合することもできますのでご相談ください。

(2)木造への取り付け
  • 躯体の木材が生乾きでは後のトラブルが心配
    木造の場合、サッシ枠を躯体に直接ビス止めする方法やL型金物、木製取り付け部材を使用する等いろいろな方法がありますが、どの方法を採るにしても一番留意してほしいのは躯体の木材の乾燥状態です。生乾きでは躯体の収縮や変形でサッシが影響を受ける恐れがあります。

(3)共通する留意点
  • 保管時の養生が大切
    現場に搬入後速やかに施工して下さい。保管する必要があるときは、覆いなどによる養生を十分行ってください。
  • 水平・垂直の確認は必ず実施
    サッシ枠を取り付ける前に、躯体の取り付け位置の水平・垂直、前後の傾きを水準器、下げ振りなどを使ってしっかり確認してください。枠の取り付け後も同様に確認が必要です。
  • 枠周りの防水・気密処理はていねいに
    枠と躯体とのすき間には、モルタル(RC)、ウレタンなどを充填し、防水コーキングをていねいに実施してください。


納まり図 例1 RC造・外開き窓



納まり図 例2 木造・内開き内倒し窓


home