home


Z 木製サッシのメンテナンス

木製サッシの機能と美的特徴を保つには、メンテナンスが大切であることはご承知のとおりです。早めのメンテナンスを心掛けていただきたいと思います。

1 点検部位と手入れ
点検箇所と手入れの要点は次のとおりです。
開閉方式やメーカーによって差がありますので、詳細はメーカーの指示に従ってください。
点検部位等 点検内容と手入れ 摘   要
可動部分(金物) *金物の取り付け部分の点検
*金物の可動部分への注油
*ガラス、戸車、クレセント、蝶番の点検
ねじの締め増し
植物油は使わないでください
調整・注油
気 密 性 *気密性、気密材の劣化の点検 交換→メーカー等へ相談
木部・塗装 木部・塗装の劣化の点検
 木部の割れ、接合部剥がれ

かび、塗膜の劣化

 
シリコン等で充填
 →メーカー等へ相談

かびはかび取り剤等で落とし再塗装
 →下記を参照ください
排水機構等 水抜き孔等排水機構の点検 ゴミ等を除去

2 再塗装
塗装面の劣化は木材の劣化につながりますので、木製サッシには定期的なメンテナンス(再塗装)が必要です。長期間塗装面が傷んだままにしておきますと、木製サッシの取り替えにまでは至らないまでも、メンテナンスコストが高くなってしまう場合もあります。
一般的に再塗装は3〜5年に一度実施することをおすすめします。
下記の再塗装の目安を参考にされて、兆候が発見された場合は時期にかかわらず再塗装をしてください。

  1. カビによる汚れが激しくなったとき。
  2. 雨水をはじかなくなってしまったとき。
  3. 塗装面の光沢感が消失したとき。
  4. 塗装面の変退色が進み、木材表面が露出するようになったとき。
  5. 塗装面(塗膜)が脱落、もしくは剥離が発生したとき。
  6. 塗装面(塗膜)が痩せてきたとき。

塗装面の傷み具合は立地条件、方角、建物の構造などによって大きく異なることがありますので、傷みの激しいところを中心にご判断願います。

再塗装に際しましては、ご使用の木材保護塗料メーカーの仕様に従ってください。

色の選定においては、元の色と同等もしくは1ランク濃い色にされることをおすすめします。



home